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2008年12月号

広報淡路2008年12月号掲載記事

広報淡路12号
小さい子どもの喘息(ぜんそく)

子どもの喘息(ぜんそく)は国内外を問わず増加しています。また発症は低年齢化しています。日本では2歳未満の喘息を乳児喘息と言いますが、乳児喘息の診断治療が問題となっています。ゼーゼー・ヒューヒューという息苦しい喘鳴が繰り返し起これば喘息が疑われるのですが、小さい子どもの場合、風邪を引き起こす原因のひとつであるRSウイルス感染症でも、容易に喘鳴が生じ、喘息発作と見分けがつきません。2歳未満の児は診断がなかなか難しいので「風邪の有無に関係なく3回以上喘鳴があれば、乳児喘息と診断し早めに対応しましょう」と小児気管支喘息ガイドラインで定められています。
RSウイルス感染症は、大人も子ども罹(かか)りますが、子どもには喘鳴が生じやすい代表的な感染症であり、喘息の子どもにとって発作が誘発されやすい感染症でもあります。またRSウイルスの感染で重症の細気管支炎という病気になった場合、将来喘息になる可能性も言われています。10〜11月から翌年の3〜4月まで毎年必ず流行し、インフルエンザに比べて痰(たん)がらみの咳(せき)や粘々(ねばねば)の鼻水が多いのが特徴です。家族内感染が多く、園に通っているお兄ちゃんやお姉ちゃんから、容易に小さい子どもにうつっています。手洗いが基本で、この季節十分気をつけてください。
喘息発作が起こって息苦しいときはもちろん治療が必要ですが、中等症以上の児は普段からの療養、すなわち喘息そのものに対する治療を行い、発作が起こらないようにしましょう。大人や年長児の場合は、吸入ステロイド薬による治療が一般的ですが、乳児喘息で吸入ステロイド薬やロイコトリエン受容体拮抗薬が必要な子どもが多くなっています。かかりつけの小児科医で相談してください。

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