嗅覚、味覚障害(におい、味がわからない)が生じた患者さんへ
新型コロナウイルス感染症の初発症状として、嗅覚、味覚障害が生じると言われてきています。
これは普通の風邪やインフルエンザでも起こりうるものではあります。
しかし、発熱や咳などの症状がなくて、ニオイや味がわからないだけでも新型コロナウイルス感染症の可能性があります。
時期的に花粉症の可能性もあります。特に目の痒みやくしゃみ、鼻詰まりなどが無く、毎年この時期に花粉症の症状が出なかった場合はコロナに感染してるかもしれません。もちろん、花粉症+新型コロナ感染症の可能性もあるので判断が難しい所です。花粉症の症状が治ってもニオイがわからない場合は下記に従って下さい。
ニオイや味がわからないだけで、それ以外の症状がない方は、2週間は自宅で様子を見て医療機関への受診を避けてください。自然に治る場合も有ります。 発熱やせき、息苦しさ、だるさがなければ、不要不急の外出を2週間控え、体温を毎日測定し、こまめに手を洗い、人と接する際にマスクを着用するようにして下さい。
発症初期時点でも、新型コロナであれば医療機関にいる他の患者さん等へ感染させる可能性があるからです。
自宅療養開始後、息苦しさやだるさを感じれば、最寄りの帰国者・接触者センターに相談して下さい。
2週間の自宅療養後も嗅覚、味覚障害が持続する場合には医療機関を受診して下さい。